弘済園
特別養護老人ホーム 弘済園
地域に密着したレクリエーション
2018-03-19
弘済園は、日々、地域の方々に支えられて介護の仕事をさせていただいているなと感じます。
今回はレクリエーションについてご紹介します。
毎月一回、利用者さんのご家族や地域のボランティアの方による歌のレクリエーションが行われています。『コスモス歌の会』と言って小さいお子さんからご年配の方までたくさんの方が参加され、楽器を弾いたり唄を歌ったりしてくださいます。歌は利用者さんにもなじみの深い季節の童謡が多く、手遊びを取り入れながら利用者さんに体を動かして頂きます。小さいお子さんも大きな声で歌ってくれるので微笑ましく、利用者さんの顔もとてもにこやかになります。ご家族のお孫さん、曾孫さん、そのお友達が参加され世代を超えた交流です。
毎週火曜日にオープンする喫茶りんどうもボランティアさんのおかげで開催できています。手芸クラブや茶道クラブにもボランティアさんが関わって下さっています。
また、定期的に行われる杏林大学吹奏楽、桐朋学園芸術短期大学卒業生主催の『るぽんの会』による演奏会、朗読の会『こまどり』、毎年恒例となったハーモニカの会、三味線の会、フラダンスの会、タヲ太鼓、お囃子の会も、全て地域のボランティアさんのおかげで開催することができているのです。
その交流は、利用者さんにもとても良い刺激になっていると思います。
節分
2018-03-09
時間が経つのが早く感じます。もう3月になってしまいました。
1ヶ月程前のことになりますが、節分の話です。
皆様、ご存じでしょうか?実は節分とは、「季節の始まりの日の前日」のことだそうで、
年に4回あるのだそうです(立春・立夏・立秋・立冬の前日)。江戸時代以降は、旧暦の年の始まりにあたる立春の前日を「節分」とすることが多くなったようです。
弘済園でも、毎年願いを込めて豆まきをしています。そんな節分の日の記念撮影です。
豆まきの際には、逃げまわっていた鬼達でしたが
「はい、ポーズ」
・・・強そうですね (^^)
まだまだ、インフルエンザが流行っているようです。豆まき効果で、無事このまま乗り切れるよう、頑張っていきたいと思います。

新年会
2018-03-01
待ち遠しかったお正月もあっという間に過ぎ、2018年も2月に入ってしまいました。
弘済園では今年も色々な行事を予定しています。
今年初めの行事は、1月28日に行われた新年会で、フロアごとに趣向を凝らした出し物で楽しんでいただきましたが、何と言っても目玉は、職員が各フロアを回って行った『餅つき』でした。「よいしょ!よいしょ!!」と掛け声をかけ「頑張ってー!!」と声援も上がり、いきよい良く臼に入ったお餅目掛けてついていました。職員と一緒に餅をつく方や、お一人で一生懸命につく方など様々。皆さん「私もやりたい!」「私にもやらせてー!」と普段遠慮される方も、積極的に一緒になって楽しんでおられました。おやつの時間には、餅つきに因んで可愛らしい大福を用意して召し上がっていただき、今年の新年会も好評の内に無事に終了する事が出来ました。

ご家族の気持ち
2017-12-23
私の実家は長野で、年に数回しか帰れないので、久しぶりに帰省すると父母の老いに驚くことがあります。特に80歳過ぎた父は、初期の認知症で、まだ自分の病気を認められずにいて、うつ症状も見られるのでとても心配です。
介護の仕事をしていると、認知症や高齢者の病気には慣れているように思っていましたが、自分の父がそうなってしまうと、やはり家族として戸惑ってしまいます。
そのことから改めて弘済園の利用者のご家族の気持ちも理解出来ました。
ここで、「介護に疲れたり、イライラしたら読んでみて」と、知人に薦められた詩の冒頭の部分をご紹介します。
『手紙~親愛なる子供たちへ~』
年老いた私が ある日 今までの私と 違っていたとしても
どうかそのままの 私のことを 理解して欲しい
私が服の上に 食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを 教えたように 見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も 繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずに うなずいて欲しい
あなたにせかまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は
いつも同じでも 私の心を 平和にしてくれた
悲しいことではないんだ 消えて去って行くように 見える私の心へと
励ましの まなざしを 向けてほしい ― 続 く―
どうかそのままの 私のことを 理解して欲しい
私が服の上に 食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを 教えたように 見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も 繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずに うなずいて欲しい
あなたにせかまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は
いつも同じでも 私の心を 平和にしてくれた
悲しいことではないんだ 消えて去って行くように 見える私の心へと
励ましの まなざしを 向けてほしい ― 続 く―
この詩は、歌手の樋口了一さんによって 歌も歌われています。
関心を持たれた方は、『 You Tube 』をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=55EjDYHlMHc

レクリエーション
2017-11-29
弘済園では、日々様々なレクリエーションを行っています。
今回は、その中からいくつかのレクリエーションをご紹介したいと思います。
その1.『たこ焼きの会』
皆で粉を混ぜるところから始め、家庭用のたこ焼き器で焼いて食べよう!という企画です。
参加した皆さまに大好評でした!! たこ焼き大好きという方は、自分で食べるたこ焼きの粉をグルグルと力いっぱい混ぜ、焼きたてを美味しそうに召し上がっていました。また、作ることは参加しなかったけれど、「どうぞ」と差し出されたたこ焼きを見て、「いいの?」と遠慮されながらも、一口でパクッと召し上がる方もいました。香りも楽しめたように思います。
その2.『ハンドマッサージの会』
手浴等で手を温めた後に、クリームを塗りマッサージをします。マッサージを受けた方々は気持ち良さそうにされていました。簡単なことですが、少しでもゆったりとした時間を過ごして頂けたらと思います。
その3.『的当ての会』
的当てで点数を競います(今回の的は「関取り」です。横綱の立派なお腹を目掛けて「エイ!」)。年齢を重ねると、競争ということをしなくなりますが、こういう時は皆さんの張り切る姿が見られます。
弘済園には様々な方が入居されています。
そのお1人お1人に合ったレクリエーションを、今後も考え行っていきたいと思います。
