弘済園
特別養護老人ホーム 弘済園
ご家族の気持ち
どうかそのままの 私のことを 理解して欲しい
私が服の上に 食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを 教えたように 見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も 繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずに うなずいて欲しい
あなたにせかまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は
いつも同じでも 私の心を 平和にしてくれた
悲しいことではないんだ 消えて去って行くように 見える私の心へと
励ましの まなざしを 向けてほしい ― 続 く―
レクリエーション
生きがい探し
朝夕はめっきり冷え込み、日中は気持ちいい秋風が吹く季節となりました。弘済園の秋は、コンサートやお月見会、弘済園まつりと行事が盛りだくさんです。
弘済園は、体力面などへの配慮から日中お食事以外の大半をお部屋のベッドで過ごされる方や、車いすの方も多く生活されています。職員は、お食事やトイレ誘導・オムツ交換、入浴のお手伝いなどで、あっという間に一日が過ぎて行きます。ただ、そのような状況の中でも、できるだけ季節の行事を開催することは大切な事だと思っています。
以前参加した研修で、利用者の方の「生きる力」を探すことも介護士の仕事の一つと教えられました。自分もそうですが、やりがいや生きがいがなければ、毎日の生活に力が入りません。それは高齢の利用者さんも同じこと。何かしらの楽しみがないと、毎日がつまらないですよね。それが、美味しいご飯やおやつだったり、利用者の方同士や職員とのコミュニケーションだったり、アクティビティだったりするのではないかと思います。
楽しみや「生きる力」を感じてもらう為に、季節の行事も大切にして行きたいと思います。
写真1:フラダンス 写真2:お月見団子作り
三味線の会
段々と涼しくなり、秋の気配を感じる日が多くなりました。
さて、弘済園では9月10日に三味線の会を実施しました。
外部より『長栄会』というボランティアグループの皆さんが来て下さり、各フロアを周って演奏して下さいました。三味線の他に太鼓も加わり、利用者の方も知っている昔の歌や、童謡も演奏しました。串本節や花笠音頭、じょんがら節etc.加えてハーモニカの演奏もあり、各フロア15分ほどの短い時間でしたが、利用者の方々からは大好評で、手を叩いて一緒に歌ったり、昔を思い出して涙ぐまれ感動されたりしていました。最後も利用者の方から「ブラボー!」と声が上がり、好評のまま終了しました。
また、来年も期待したいですね。納涼会
8月も半ばが過ぎましたが、雨の日が続きジメジメしていますね。夏らしい日が待ち遠しい
です。
さて、そんな天気にもめげず納涼会を開催しました。
昨年に引き続き、今年も縁日を行いました。金魚すくいに的当て、ゲームを楽しんだ後は
お好きなシロップを選んで頂き、かき氷です。
ねじり鉢巻きに半被、お祭り気分でいざ参戦!!
なんと、金魚すくいはスタートの声の前からすくい始める方が続出。皆さん普段よりやる
気にみなぎっていました。 「私、本気ですから!」なんて発言も。
的当ても、「エイっっ」と勢いよく投げる方、なかなかタイミングが合わず手を離せない方、様々な投げ方をされておりました。的となっている10本のピンには、職員の顔写真が・・・。
「一番点数が高いのは施設長ですよ」と、皆さん施設長の顔(的)をめがけて楽しそうに
投げていましたが、職員は自分達の顔が倒されていき、なんだか複雑・・・
〆のかき氷、一番人気はメロンでした。
気温は高くなかったですが、たくさんの笑顔も見られ、皆さんと職員の熱気で暑い一日となりました。来年も頑張ります!